第5回「日本胎盤臨床研究会」大会開催
皆様のご協力のもと、無事終了いたしました。 厚く御礼申し上げます。
医師・医療関係者など130余名が参集
一般財団法人 日本胎盤臨床医学会(理事長・吉田健太郎)主催の第5回学術大会が、2009年5月10日(午前9時40分〜午後5時)、東京ステーションコンファレンス(東京・丸の内)に医師・医療従事者・健康産業関係者・一般会員など130名余を集めて開催された。講演は招待講演1題、教育講演2題、研究発表4題、ランチョンセミナー講演1題を数え、それぞれ質疑応答も活発に行われた。
講演に先立ち長瀬眞彦氏(吉祥寺中医クリニック院長)が開会挨拶に立ち、プラセンタ療法は知名度も高まり、多くの診療科へと広がりを見せつつあるので、医療者は互いに治療成果を検証しあい、正しい療法の更なる普及を期したい。また、当研究会の講演並びに研究発表も回を追うごとに充実してきていることに鑑み、この療法を一層確かなものへと高めることにより、医療を通じて社会的役割を果たしていきたいとの抱負を語った。
引き続き講演に入ったが、今大会では日本胎盤学会会長として第16回日本胎盤学会を開催した浜松医科大学産婦人科の金山尚裕教授を招き、アンチエイジングの面から見た女性ホルモン、胎盤由来の生理活性物質の機能性と応用の詳細について具体的事例とともに先端的知見が披瀝されたほか、プラセンタ療法への理解を深めるための2題の教育講演とランチョンセミナー講演、またプラセンタ療法の多彩さを反映して整形外科、婦人科、心療内科、ホメオパシー、AKA療法、統合医療などにまで及ぶ臨床的研究が並び、いずれの講演も示唆に富むものとなった。
〔講演の演題及び演者〕
〔招待講演〕 | 女性ホルモン・胎盤ホルモンとアンチエイジング 浜松医科大学産婦人科 教授 金山 尚裕 |
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〔教育講演1〕 | 入門講座Ⅱ 『HGFパラドックス』から見えてきた プラセンタ製剤の効果的な使い方 ――再生医療からプラセンタ療法のメカニズムを解く 吉田クリニック 院長 吉田 健太郎 |
〔教育講演2〕 | プラセンタ療法の歴史 吉祥寺中医クリニック 院長 長瀬 眞彦 |
〔ランチョンセミナー〕 | 胎盤機能とプラセンタエキス機能 ――男性ホルモン様作用を中心に スノーデン株式会社 執行役員薬粧事業部長 大石 真己 |
〔研究発表1〕 | 当クリニックにおけるプラセンタ療法の実際 産婦人科 響きの杜クリニック 院長 西谷 雅史 |
〔研究発表2〕 | 腰部脊柱管狭窄症に プラセンタ療法とAKA療法の併用での治療効果 清水整形外科クリニック 院長 清水 伸一 |
〔研究発表3〕 | 統合医療とプラセンタの効果 統合医療センター クリニックぎのわん 院長 天願 勇 |
〔研究発表4〕 | 紫河車の文献的考察、プラセンタ単独と漢方併用群で 著効を認めた症例について じぬしクリニック 院長 地主 彰夫 |