第33回「日本プラセンタ医学会」大会開催
~プラセンタの歴史を紡ぐ~をテーマに
過去のプラセンタ療法の歴史から、現在の臨床現場では具体的な活用例、そして、プラセンタ療法の今後、新しく明るい未来を予感させる基礎医学研究からオンライン診療まで幅広く網羅し、プラセンタ療法のこれまでとこれからの歴史を紡ぎ出した。
今回の新しい試みである医療従事者を目指す学生に向けた講演「医薬系学生にもわかるプラセンタ療法の話」長瀬眞彦先生(吉祥寺中医クリニック 院長)には、多くの学生が集まり、新たな時代を予感させた。
招待講演には女性医学、更年期医学領域における日本のリーダー、寺内公一教授(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 茨城県地域産科婦人科学講座 教授)をお招きし「更年期障害はプラセンタの夢をみるか?」。さらに、特別講演は、鈴木直教授(聖マリアンナ医科大学産婦人科学主任教授、国際妊孕性温存学会理事長)のよる「小児・AYA世代がん患者に対するがん・生殖医療の今後」。
学生に向けたプラセンタ療法の基本的な教育的な演題から、明日からの臨床に役立つ、あるいは応用できる演題。そして、未来に繋がる基礎研究から新しい診療形式まで、大変充実した大会であったと言えよう。